世联翻译公司完成体外循环用血液回路的溶着剂溶出量试验报告书日
时间:2017-12-21 08:59 来源:未知 作者:dl 点击:次
世联翻译公司完成体外循环用血液回路的溶着剂溶出量试验报告书日语翻译
体外循環用血液回路の溶着剤溶出量試験報告書
浪華ゴム工業株式会社
作成 2010年7月15日
1. 目的
血液浄化療法施行時に使用される体外循環用血液回路の接着剤溶出量を評価する
2. 試験対象
体外循環用の専用血液回路を使用(Fig.1)
容積は169.8mL、接液部表面積は1648.9cm2
3. 試験項目
血液回路に使用されている接着剤(シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン)の溶出量定量分析
4. 測定溶液および器具
4.1 循環試薬
生理食塩水
4.2 器具
三角フラスコ
メスシリンダー
サンプル瓶
ローラーポンプ
恒温水槽
5. 試験方法
5.1 循環溶液の調製
生理食塩水3Lをメスシリンダーで測り採り、循環溶液とした。
5.2 抽出溶液(検体)の作製
5.1で調製した循環溶液を三角フラスコに移し、37℃に設定した恒温水槽に浸し、試験用回路の出入り口を循環溶液内に沈め、三角フラスコ開口部をパラフィルムで覆った。これをローラーポンプで300mL/min、30時間循環させた。循環後の抽出溶液を500mL採り、サンプル瓶に入れ、検体とした。
6. 定量分析
定量分析は全て(株)三菱化学アナリテックに依頼した
●シクロヘキサノンの定量分析
ジクロロメタンにて液-液抽出を行った後、以下条件GC/MS法で定量分析を行った。
装置: Agilent GC/MS 7890/5973
カラム:DB-WAX(60m×0.25mmI.D. 0.25μm)
温度: col.50℃(5min)-10℃/min→200℃
inj. 250℃ イオン源230℃ 四重極150℃
検出器: EI(70eV)
注入量: 1μL(スプリット 10:1)
●テトラヒドロフランの定量分析
20mLヘッドスペース瓶に試料5mLを加え、80℃・30min加熱し、気相部を試料とし、以下条件のHS-GC/MS法で定量分析を行った。
装置: HP 6890N/Jms-Q1000GC K9
カラム:DB-WAX(30m×0.32mmI.D. 0.5μm)
温度: col.50℃-10℃/min→200℃
inj. 200℃ イオン源230℃ GCITF250℃
検出器: EI(70eV)
注入量: 1mL(スプリット 10:1)
7. 試験結果
7.1 試験日
検体抽出:2010年6月7日~10日
定量分析:2010年6月15日~30日
7.2 定量結果
Table 1 接着剤の定量分析
試料 定量結果 (参考) ラットLD50
シクロヘキサノン 32 ppm(μg/mL) 3,460ppm(mg/kg)
テトラヒドロフラン 11ppm(μg/mL) 3,000ppm(mg/kg)
8. 考察
今回の接着剤溶出量試験における試験液抽出方法は、医療現場での一般的な体外循環治療時の処理血液相当量を、実治療で想定される治療時間よりも長い条件(過酷な条件)で設定した。また、今回の接着剤溶出量測定試験で使用した血液回路の容量は169.8mL、接液部表面積は1648.9cm2であり、これは、全製品(全回路型号)を上回るサイズである。つまり今回実測された溶出量は、実際の治療で想定される溶出量よりも大きい値であると考えられる。
今回の接着剤溶出試験の結果、シクロヘキサノンの溶出量は32ppm(μg/mL)、テトラヒドロフランの溶出量は11ppm(μg/mL)であった。これら接着剤のラット経口LD50(50%致死量)は、シクロヘキサノン3,460ppm(mg/kg)、テトラヒドロフランは3,000ppm(mg/kg)であることから考察すると、今回の試験結果である接着剤溶出量は充分少なく、患者に与える影響は極めて低いと言える。
9. まとめ
体外循環用血液回路の接着剤(シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン)溶出量を測定した。30時間循環の結果、循環溶液中の可塑剤の溶出量は安全性に問題がないと判断した。
10. 添付資料
定量分析結果報告書
作成者:浪華ゴム工業株式会社
プラスチック製品本部 西川 尚
(署名)_______________
(日付)_______________
責任者:浪華ゴム工業株式会社
品質保証責任者 滝尻 和之
(署名)_______________
(日付)_______________
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